急に思い出した、真央ちゃんが紹介していた詩。
乳がんに限らず、病気と向き合ってるひと、すべてに当てはまると思いした。



時間が経たない。

少しウトウトして目を開けたら、1時間も経ってない…
の繰り返し。
 
お腹の切ったところ、めっちゃ痛いのやけど、
看護師さんは
我慢できない痛みが10で、痛くないのが0」
、痛みを10段階で訪ねてきはるのやけど、
 
その10段階が考えられんっプンプン
 
10段階が細かくて表現しにくいので、
我慢してるギリギリが5にすることにした。
これを超えたら痛み止め入れてください、ということにはしたんやけど、
もうそろそろ我慢したくないぞー、と
ナースコールした時に、
「今どれくらい?」
と聞かれたら、控えめに6くらいかなー
と答えてしもてた。
そこは10でいいのかなー、とも思ったけど。
 
でも、完全に痛みを無くすと、体が治そうとしなくなるし、ある程度は我慢してしてねー、と言われて、
ある程度はどの程度ですか?
とナースコールボタンを握りながら困ってた。
とはいえ、アカンと思った時はナースコール押してたけど(笑)
 
それから、
痰が上手く出せないよーショボーン
ちょうどおへそのところを切ってるので、咳払いをしようとすると、そこに力が入って激痛が走る。
こんなん、痰を上げてくるのムリやんかー!
と困ってしまった。でも、看護師さんにも先生にも
 
頑張って出してねー、肺炎になるからねー
 
と言われる。
 
看護師さんが、口の中が渇いてるから出しにくいのかも、
と、うがい用に水を持ってきてくれた。
口に含んでべーっと出すだけやけど、水がこんなに美味しいとは思ったことなかったなー。
旦那ちゃんが「絶飲の後の水が、水道水やのに美味かった」と言うてたのがよくわかった照れ
そしてこのうがいが、しんどい夜を越す救いのひとつになってた。
 
夕方になって、旦那ちゃんがまた来てくれた。
手術が上手くいったのが嬉しくてビール飲んでしもた、と。
酒臭かったら入れてもらえへんから、と、
マスクしてきてる(笑)
しゃあないなぁ、と笑ってしまう。
 
笑ったら、お腹から痛いから!
 
さっきはみんながいたからあまり話もできんかったからちょっぴり寂しかったし、また来てくれたのは嬉しかった。
それでも、「しんどいやろ」と、早々に帰ってしまった。
 
旦那ちゃんが帰った後は、痛みとナースコールのタイミングを計る時間を過ごしてた。
いつまでたっても、どれくらいの痛みで呼んだらいいかわからない(爆)
 
体が温まったのか、暑くなったので電気毛布を外してもらった。
看護師さんによると、術後の発熱が下がってきたらしい。
ピークは38.5度までいってた、と。
 
そして、乳がんのホルモン治療の薬の影響で起こってるホットフラッシュも襲ってくる。
痛いだけでなく、体の中が熱い、寒いも加わる。
熱いときには、熱がこもって身体中が
 
いぃーーーーーーーーっっっ
 
となる。
普段の寝てる時は、ゴロゴロ転がったり壁にくっついたりして熱を逃がすのやけど、
痛みで体が動けないし、熱を逃がすところもないしで、
いぃーーーーーーーーっっっ度が増すばかり。
それからは、熱くなったら掛け布団を剥いだり、寒くなって掛けたり。
お腹に力を入れる以外は動けるから、布団を剥いだり掛けたりしてたけど、
繰り返すと浴衣の裾が乱れるのがイヤだった。
 
私のICUの部屋は端っこらしくて、出入口のすぐ脇にあるので、人が出入りするときに見えてしまう。
あっつーーー、と足をバタバタしたりしてたら通る人に見られちゃうのだ(笑)
病院の人は見慣れてるやろから別にって感じかもしれんけど、私にはだいぶ恥ずかしいしーーー(笑)
 
ウトウトはするけども、ちゃんとは寝られない夜だった。
導入剤も入れてもらったけど、寝るまではいかず。
どのタイミングで痛み止めを入れてもらうかをうかがうばかり。
 
結局、ウトウトしつつ、痛みが強くなったらナースコールし、水を口に含んでほっこりする、を繰り返した一晩だった。
なんか夢を見てた。
何の夢やったかは覚えてないけど。

先生の

「手術終わったよー! 今、お昼の2時ー。
予定より1時間早く終わったよー!」

の声で起きた。
終わったんやー、と、目が開いた。

景色が動いてるので、手術室からICUに移動してるのがわかる。

その後、なんか聞かれて返事したけど、
それは覚えてないなぁ。
先生の第一声だけなんか覚えてる。

そして、ICUの部屋に入ってから、持参した浴衣を着せられる。
その頃には意識がハッキリしてきてた。
おぉ、なんかオシッコしたい感覚があると思ったら、管がささっとるー(´Д` )
オムツ付けられてるー(´Д` )
あぁ、やっぱり首に点滴の管が刺さってるー(>_<)
足にマッサージ器具が巻かれてるー( ̄Д ̄)
っていうか、手術前に上を脱いだけど、下も脱がされてたのかー(。-_-。)
と、自分の状況がどんどんわかってくる。
身支度整えたら、旦那ちゃんたちが入ってきた。

両親や妹がいたので、最後に入ってきた旦那ちゃん。
それでも、顔見たらやっぱり安心した。
帰ってこれたなー、と。

ていうか、やたら寒い。
寒気がひどくて手がブルブルしてるし、
あまりの寒気で力入れすぎで肩が痛くなってきた。
あまりにも寒いので、電気毛布入れてもらって、肩口を塞いでもらう。
それで少し寒さがマシになってきた。

そこで先生からの説明を受ける。

予定してた部分とその周り、癒着が少なかったので、開腹せずに切り取れた。
癌のところは全部取れてるはず。
なので、人工肛門もつける必要もなく、スムーズに終わりました、と。

少し安心した。
が、これからが大変になるのだなー、という思いも湧いてきた。
とりあえずは、今夜一晩は痛みとの闘いになるなー、なんて思いながら、ボンヤリ。

足元でプシューッという音がする。
足のマッサージ機のエアーの音。
微妙な力加減で、もう少し強くてもいいなぁ、なんて冗談を言いながら、しばらく家族と話す。
旦那ちゃんは頑張って笑顔を作りながらずっと私の様子を見てる様子が伝わってきた。

お腹から取り出したモノは見せてもらえるのか、と先生に聞いた旦那ちゃんと母親。
先生曰く、
刺激が強いので、見たくない人もいるので、最近は見せないことになってます。
病理検査の結果の説明の時に写真で見せることはできますよ。
とのこと。

なんや、見れんのかー…と私も思った。

そんな話をしつつ、多分30分もしないうちにみんな帰って行ってしまった。

たまに看護師さんが見にくるけど、あとはひとり。当たり前やけど。
そんでも、1人でICUの個室でめっちゃ痛いのに、誰も話す人がいないって、なんて寂しいんだ!
とか考えてしもてた。

まだ、夕方にもなってないし、
朝まで長いなぁ…

2017年9月19日

手術の日。
この日がとうとう来てしまった。

ぐっすりとは寝れず、ウトウトしたりしてるうちに朝になってた。
いつもの時間にベッドから起きて身支度とICUに持っていくものを袋に入れたりする。
同じベッドに戻ると聞いたので、ベッド周りは軽く片付ける程度。

いつもより少し早く旦那ちゃんが到着。
部屋にいてもする事ないのでラウンジに。

しばらくすると両親が到着。
埼玉から駆けつけてくれた妹も一緒に。
しばらくみんなで話していると、看護師さんが点滴におくすり足したり、ICUの看護師さんが説明と確認に来てくれたり、と着々と準備が進んでいく。

午前9時
ICUの看護師さんに連れられて、手術室へ。

そこで、手術担当の看護師さんに引き継がれ、いよいよ手術台に上がる。

まず、問題の点滴。
前日入れてもらったところ、アウト(笑)
麻酔科の方が反対側の手首あたりに入れはった。
麻酔もかけてくれはって、迷うことなくズブッといった。さすがだーびっくり
それから背中に麻酔の管が入った。
こ麻酔がかかってても、ゾワゾワ感がきてたのでけっこう怖かったー

その後、酸素マスク当てられて、

「麻酔出ますよー」

という言葉が聞こえた。

去年と同じ、ピリピリくる感覚。
このまま寝て起きれなかったらどうしよう、どうなるのかなー、という思いがよぎる。
よぎりながら、目を開けていられんくなって、
そこから眠りについたらようだ。
2017年9月18日。

前の晩に、検便を取ってくださいと言われてたので、トイレが混まないであろう早朝に取ることにする。
ていうか、私の場合、行ける時に行かないと、って感じ(笑)

でも、絶食してから4日。
下剤も飲んでて、出てくるのはほぼ液体で、
便というてもモロモロが出て来てるだけ。
それを取るのは厳しそう、というと、
看護師さんが紙皿みたいなの持ってきてくれた。

そして、便を取るためにトイレットペーパーを敷き詰めたので、トイレが詰まりかけた!(笑)
早朝から焦った❗️ガーン

いつもの時間に旦那ちゃん来る。
タバコを吸いに行くのに付き合って、駐車場まで行く。

そういえば、外に出るのは入院してから初めてかも。
まだ手術もしてないのに感慨深くなってしまった。ちょっぴりホームシックなのかなー…

回診が終わった後、院内のレストランで旦那ちゃんの朝食。
その後部屋に戻ったら、私のベットに上がって寝てしまった旦那ちゃん。
しゃあないなぁ、と隣で一緒に横になったら私も寝てしまった(笑)

その後、検温の時、もう点滴の針の所がパンパンに腫れてきてるので、またもや刺し替え。
それなら、と針を抜いてもらってからお風呂に入った。

体もさっぱりしたところで、手術のためにおヘソのお掃除をするという。
そんなとこまで?
でも、おヘソの所を切り開くからキレイにしとかなアカンらしい。
細かいとこまで気を使うものなんだねー…びっくり

そして、いよいよ点滴の針を刺してもらう。
明日の手術まではもってよー、と看護師さんが祈るように刺してた。

点滴3箇所目↓

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少し上の赤い点が直前まで刺さってたところやけど、ホンマに豚足や…(笑)。
おつかれー😆って感じ。
でも、この新しい場所はなかなか動きにくい(苦笑)
手首曲げたら痛いですしー
しかし、翌日の手術までもってくれてらいいのだー、と自分に言い聞かせるしかなかったプンプン
2017年9月17日
 
この日は、主治医の先生からの説明があるので、両親そろって来てくれた。
でも、先生が救急でオペに入ることになったので、
最長で夕方くらいまで時間がとれないし、
夕方にするか、翌日にするか、どちらかにしましょう、ということになる。
とりあず、16時くらいが目安かなー、と。
 
そんなことならと、両親は一度帰宅。
 
入院時にぶっ刺された点滴の針のところ。
液漏れで血管のところの皮膚が固くなってしまったので、場所を変更。
ところが、看護師さん2人がかりで腕をパンパンしまくっても血管見えず、
入ったところが手の甲…、というのが前日。
 
それだけ苦労して入れてもらった点滴ラインがコレ↓
 
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ただ、これすでに手の甲がパンパンに膨れ上がっています。

一晩でこれかよ…ショボーン

まぁ、ちょっと動かすだけでもぐさぐさなってたからね。

気を付けて動いてたつもりやけどあかんかったーえーん

 

しかも旦那ちゃんには

「豚足度が増した!」

て言われるし(笑)

 

自分の体ながら困ったもんだー

 

さて、15時前に先生がやってきて、緊急オペが終わったと。

そしたらちょうど母親から電話。

 

17時くらいに行こうと思うんやけど

 

え?16時目安って言うてたやーんチュー

先生、もうオペ終わったってー

 

と言うと、

 

「えぇっ! すぐに行くから!」

 

と電話を切り、本当にめっちゃ早く来た(笑)


 

 母親が到着したので、先生の説明を聞く。


病状と手術のお話。

もう、この時点やと、最悪の話ばかりになる。

でも、そこも想定しておかないと手術終わって、

「なんじゃこりゃー!、聞いてねー!!」

になってしまうので、まぁ、そうやんなーって感じ。


私の大腸は、癌の腫瘍が出来ててだいぶ塞がれている。

腸閉塞手前の状態。

内視鏡も通らなかったほど。

内視鏡での病理検査はまだでてないけど、もう見た目でわかるし、腸が塞がる前に取ってしまわないといけない。

ガンのあるところから前後合わせて30センチほど切って繋げる、と。

そして、リンパまで広がってるのは確実のはずなので、リンパの根元まで合わせてガバッと取ります、と。

それから、身体の中で腫瘍のせいで癒着が起きてないか。

これは開けて見ないと分からないことなので、腹腔鏡の予定ではあるけど、癒着がひどかったら開腹手術に切り替えます、と。

そして、繋ぎきれんほどやったら、人工肛門になる可能性もあるし、それは手術中の判断になるので、起きてからお腹に器具が付いててもびっくりしないでね、と。


場所と大体の状態は内視鏡やレントゲンでつかんではいても、ハッキリとどうなってるのかは、開けて見ないとわからない。

なので、手術始まってからの判断にしかならないので、どんなことになっても了承してください、というお話。


じ・ん・こ・う・こ・う・も・ん…


病気が分かった時から、旦那ちゃんがネットで調べまくって可能性があることは分かってた。

でも、実際に言われると…


うぅーーーーーー


しかも、麻酔が冷めてからしか分からないという…



いーやーだーなーー



周りには


「実感ないわー」


と言ってはいたものの、

実際は密かに困っていました。



説明が終わって部屋に戻るとき、ラウンジに友だちのAちゃんがいるのを発見。

説明が始まってすぐくらいに来てくれて、待っててくれたらしい。

暇つぶしに、と雑誌を持って来てくれた。


母親はここで帰って行って、私たちはしばらくラウンジでAちゃんとおしゃべりする。


Aちゃんは少ししてすぐに帰って行ったけど、

旦那ちゃんとしばらくぼんやりしてしまう。


彼の中では予想通りの説明やったみたい。

それでもハッキリ言われるとそれなりにショックはあるやろなぁと思って、

やっぱり実感わかへんなぁ、と、平気そうにしてしまう。

すると、


「お前は何もわかってへーん!」


と怒られる。


最近はこの繰り返しばかりだ(笑)


2017年9月16日
 
誕生日なんですけどね…
 
入院だし、手術控えてて絶食って…ガーン
これってまさしく
 
なんて日だっ
 
という感じ(笑)
 
 
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{D0A0951A-FE98-4940-ADA8-6080B79AA320}

 

 

でも、Facebookとか、LINEでとかメッセージいただいてめちゃうれしい!
ありがたいなぁとしみじみしてしまう。
 
手術前なので、絶食してる以外はまだ元気。
午前中、出勤前に母親が顔を見に来てくれる。
 
母親が行った後は旦那ちゃんと部屋とラウンジを行ったり来たりして時間を過ごす。
旦那ちゃんのお昼ご飯につきあって、院内のレストランへ。
何も食べれないけど、乳製品以外は飲み物は大丈夫なので
コーヒーを頼んでみた。
ミルクなしで砂糖だけ入れた。
 
胸やけしました(笑)
やはり、ミルクなしでは飲めません(笑)
 
これでカフェオレが術後の憧れの飲み物になりました(笑)
 
部屋に戻り、お昼の検温など済ませて、またうろうろ。
点滴連れながらの移動も少し慣れてきた。
 
することないので、またレストランに行く。
今度はホットの紅茶を頼んでみた。
 
これは大丈夫照れ
 
そして、夕方、昨晩眠れなかったので眠い、と旦那ちゃんが帰っていった。
 
旦那やんがパソコンを持って来てくれたので、立ち上げたのはいいけど、
なんか更新し始めて何もできない(笑)
めっちゃ待ったし…
 
その後、GYAOでドラマを見たが、めっちゃ通信料食ってる!
なんでだ?
 
どっかに通信料の設定があるはず、と旦那ちゃんが言うけど、どこかわからない…
なので、わかるまで見んとこか、と思ってしまった(笑)
まぁ、調べてみないとね
 
 
お誕生日のメッセージのお返事もしてたりしたら、あっという間に時間が過ぎる。
なんて誕生日なんだろう、と我ながら笑ってしまう。
 
退院したらケーキ食べるのだ!

 

2017年9月15日

 

入院の日。

 
朝から胃カメラがあるので、入院手続きはその後。
 
胃カメラ最悪(笑)
喉の反射(?)が強いので、ゲーゲーしまくり…(´Д` )
口からか鼻からかの選択させてもらえんかったし。
鼻で息してくださいと言われてもできねー(笑)
暴れてやろうかと思うほどに苦しかった。
いゃ、実際足はバタついてたけどね…
それを言うたら、旦那ちゃんは笑ってた。
俺ので練習せんからじゃ、と下ネタはさむ。
練習にはなりませんよ(笑)
 
胃にもなにかあったらしく、組織をとってはった。
また胃カメラあるなら、鼻からかにしてもらうぞ、絶対に‼︎
 
朝ごはん食べれんかったので、病院内のレストランでモーニング食べた。
 
その後、入院手続き。
その時間には両親も病院に到着。
 
部屋に着いたところで、今日から絶食になることが発覚。
さっき食べといてよかった…
 
着替えて早速点滴の針をぶっ刺される。
 
乳製品と粘度のあるものと粒があるもの以外のジュースは飲んでもよいと聞いたので、お茶とジュースを交互に飲むことにした。
 
手術まで、絶食で下剤のみで内臓の中を空っぽにする作戦。
うまくいけばいいなぁ…
 
しかし、私のベッドの上のコレ↓
 
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去年、乳がんで右側を手術したので、今回は右側使えないことになっていました。
びっくりだー
なので、点滴も注射もすべて左腕になります。
 
でも、私の血管さん、体と違って細くて表に出てくれないガーン
なので、看護師さんがとっても困ってはりましたびっくり
申し訳ないー…
 
さて、お昼過ぎ、口腔外科で再度衛生士さんによる術前チェックが入ることになっていた。
実は、前日に上の歯の詰め物がとれてしまった(笑)
ので、それを持っていってくっつけてもらいました。
 
両親も帰宅し、あとはのんびり。
旦那ちゃんと、部屋とラウンジを行ったり来たり。
 
で、涼しいので主にラウンジにいると、
次々と薬剤師さんや、麻酔科の方やリハビリの先生など、いろんな方が
説明にやって来はった。
 
麻酔科の方は、手術のときに被るヘヤーキャップ(というのかな?)を被ったまんまで
一度、私たちの前を通り過ぎていったので、
まるで還暦の人みたいになってて、誰なんだろう、って話してたら、
こっちにやって来はった!
麻酔科の方やったとわかって説明を聞いていたのだけれど、
となりで旦那ちゃんが笑いをこらえてるのがわかった。
自分で言うてしもたもんやから、そのイメージが抜けなかったらしい。
 
でも、麻酔のお話はコワかったのだ。
私が知っているのは、酸素マスクから流されて寝てしまうやつ。
そして、今回というか、ここではそれにプラスして、
術後の痛み止めの麻酔を流すためのチューブを背中に入れます、と。
それが術後2日間入ってて、定期的に流れるのと、痛みが強いときは
その場で流してくれる、ということらしい。
 
大丈夫なの?それ…
と少し不安になってしまったけども、
「うちは資格を持った者しかいないので、心配しないで」
と先に言われたぞ(笑)
 
とりあえず、腰椎はすべり症があるので、骨ずれてるとこがあります、
と伝えると
「では腰椎は外します。」
ということでお話終わり。
大黒さんは去っていかれた。
 
実はすごい人かもしれない…

2017年9月12日

 

入院前には歯科検査もするのだそう。

手術で口からチューブを入れるので、そこから気管支や肺に虫歯菌が入ると肺炎の原因になるとのこと。

虫歯菌が危険なのは知ってたけど、まさか術前検査に含まれるとは!

 

この1日は

午前中に歯科検診、

そして、午後からCT、

 

と、一日病院で時間を過ごすことになる。

 

歯科検診はすんなり終わったけども、また明日に予約入れるので、

歯科衛生士さんによる掃除と歯磨き指導を受けてください、とのこと。

 

また来るの?(笑) 入院は3日後ですけど?

その時でよくないですか?

 

と心の中でつぶやいてしまいました…

 

CT検査は16時半、13時までに食事を済ませてくださいとのこと。

その後は絶食状態になるので、

いろいろ用事を済ませて慌てて院内のレストランで食事を済ませる。

 

16時。

CT検査の受付に行く。

 

CTは前にも受けたことあるし、造影剤も初めてではないから何にも考えずに横になる。

 

「では、造影剤流しますね。熱くなりますよー」

 

と声がした。

 

あっっつー!!!

なんじゃこの体の熱さ!

こんなに熱くなるの、なかったぞっ

 

とびっくりしてるあいだに体の熱さはなくなっていく。

 

いやー、びっくりしたなーびっくり

いったい何だったのでしょうか…?

 

 

2017年9月8日


PETの後の内視鏡検査の結果発表日。

 
消化器外科の先生とお話だけかと思ってたのに、診察券を受付機に通すと、
 
採血、レントゲン、抹消なんとか検査、超音波…
 
なにこれ?
 
と、画面見て戸惑ってたら
受付機で困ったように見えたのか、看護師さんが様子を見に来てくれてしまった(笑)
しかし、その時もにたーを見たその方の言葉が
 
「術前検査ですかねー」
 
あらら…
 
またもや、先生と話す前に先回りで検査入れられてるやーん(´Д` )
 
早めの時間に病院に行っといてよかった、と言いつつ、
戸惑いは拭えない。
 
それから、地下から2階まで行ったり来たり、
一通り検査を済ませた。
その間に、母も到着。
 
そして、やっと先生とのお話。
 
検査が先行してるけど、いったいどうなっているのですか?
 
と、尋ねると、先生が図を描きながら丁寧に説明してくれた。
 
大腸に見つかった腫瘍。
ていうか、生検の結果はまだやけど、ほぼ癌に間違いない。
そして、それがかなり大きくて、大腸がせばまって、腸閉塞起こしかけてる、
というお話。
一刻も早く手術しないと、ということで、
検どんどん検査が進んでいました。
 
次週は、手術の予定がいっぱいなので、その翌週に手術となり、
内視鏡検査の時のように、大量に下剤を飲むのはやめて、
だいたいは前々日入院で絶食にするのやけど、
週末と祝日もあるからということで4日前入院になり、
徐々にお腹を空っぽにしていく作戦になりました。
 
腸がふさがりかけてるからね、と。
 
PETの画像を見る限り、ソコソコ大きいのかな、と思ってたら、
腸が塞がりかけなんて!
どうりで便秘がちの日が増えたと思ってた‼︎
便秘薬使った時の下腹の痛みはもしかしてこれ?
といろんな思いが…
 
そして、入院までにCT検査と、PETでは写らない胃の検査と、菌が入ったらあかんということで、虫歯の検査と…
 
しかし、先に先に進めてくれるのはよいけど、セカンドオピニオンも行く時間もないのなー、
と、母も相方ちゃんもガックリきてた。
 
なんたって腸閉塞寸前やから…時間勝負のようです。
 
来週入院かー…
と実感がないのは本人だけのようです…